活動目的・内容 of JCDN web site

*JCDNでは、

コンテンポラリーダンス作品をこのように考えます。現代社会に生きる同時代のアーティストが生み出す作品。テーマやダンスムーブメントに同時代を感じ共感し得るこができ、オリジナルなムーブメントの発明・開発や、先駆的なダンスの価値の提示を目指すもの。観客が豊富なイメージを想起できる作品。音楽、映像など、他のジャンルとの共同制作も含めた総合舞台芸術作品。

●情報/Information

「情報のオープン化」

何処にどういうアーティストがいるのか、何処にどのような主催者がいるのか、何処でどのようなダンスプログラムが行われているのかなど、コンテンポラリーダンスに関する全国の情報が、誰でも容易に得られ、社会の中でダンスが開かれた状況にすること。

⇒ JCDNダンスファイルの製作・発行

アクティヴ会員(アーティスト・制作・プロデューサー・スペース・評論家など)の活動紹介データファイル。毎年改定、冊子・CD-ROM・DVDなどで発行。
2002年〜文化庁芸術団体人材育成支援事業

⇒ JCDN Webサイトの運営 http://www.jcdn.org/

コンテンツ:JCDNの活動紹介/アクティヴ会員の活動紹介/ダンス批評を活性化していく試み“フレッシュ ダンス クリティック”/公募・オーディション情報の告知/サポートオーガニゼーション・海外のダンス関係サイト紹介/読者の書き込みのページなど、ダンスに関わる幅広い情報を掲載。

⇒ コンテンポラリーダンス ライブラリーの開設(準備中)

ダンス・映像資料を幅広く収集管理し、ダンス活動に関わる人々の活動がより一層発展することを促す。
全国各地でダンス映像・資料を鑑賞、閲覧できるようにデータベースを整備し、各地域のスペース・劇場などでダンスに関するライブラリーが増えていくように、日本のコンテンポラリーダンスのアーカイブとしての役割を目指す。

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●育成・普及/Nurturing growth & Outreach

「若手アーティストの育成/ダンスの普及」

【全国巡回公演のシステム作り】

■日本各地の孤立化を解消し、国内全域に於いてアーティストの活動が広がっていくこと
■日本全国においてダンス公演が増えることにより、アーティストの活動が活発化し成熟していくこと
■各地域の市民がダンスと触れる機会を増やすことにより観客が育っていくこと
■既成のダンスにとらわれることなく、オリジナリティのある動きや新たなダンスの価値を創り出すこと

⇒「踊りに行くぜ!!」 Ⅱ(セカンド)
〜ダンス作品クリエイション&全国巡回プロジェクト〜(2010年) 

より深く私たちが影響を受けることのできるダンス作品が生まれることを目指して、「踊りに行くぜ!!」Ⅱでは、これまでのネットワークを活かし、作品制作をサポートする新しいシステムを全国のパートナーと協働してつくりだしていきます。

公募より選出された3つの新作の作品制作を行っていく「A/ダンスプロダクション・サポートプログラム」、4つの開催地で、ダンスアーティストが地元出演者と作品制作を行う「B/リージョナルダンス・クリエイションプログラム」。
A/B2つのプログラムの新作品制作を各地での<ダンスイン レジデンス>を通して行っていきます。

ここからつくりだされた新作7作品を松山、鳥取、八戸、福岡、伊丹、東京(開催順)で一挙に上演。
作品を発表する機会だけでなく、作品制作のサポートをしていくことの面白さと意義を全国的に広め、日本のダンス シーンの活性化を目標にしたプロジェクトです。

■平成22年度文化庁芸術団体人材育成支援事業 
■助成:アサヒビール芸術文化財団 
■協賛:トヨタ自動車株式会社  
■協力:アサヒビール株式会社   

⇒「踊りに行くぜ!!」(2000[vol.1])〜2009[vol.10]) —全国パフォーマンススペース間のダンス巡回プロジェクト—

2000年より開始し、2009年に10周年を迎えたプロジェクト。
毎年10月-12月に全国各地で各地域の共催者と協働で開催。各地4-5組のアーティストが出演する。
vol.10 までに全国29都道府県・43都市にて開催し、参加アーティスト総数は258組にのぼる。
秋の巡回公演に先駆けて、6月に各地からアーティストを幅広く選出する為の“選考会“と「観客とアーティストが共に語り合う場の創出」を目的とした”ダンスディスカッション”を希望開催地で行っている。
アーティストは、以下の方法で選出した。
1)開催地での選考会+ビデオ公募からの選出
2)各地の主催者とJCDNからの依頼 
3)ダンスを中心にプログラムしているスペースからの推薦、ダンス作品を育てるプロジェクトからの推薦(東京:セッションハウス/大阪:ダンスボックス(〜vol.9)/横浜:STスポット(〜vol.7)/京都ダンスプロダクション(vol.7-8))

*2007年vol.8以降、より多様な作品を紹介するため、1)〜3)に加えて以下の選出方法を増やした。
4)カンパニー公募 (一作品の構成人数を3名から5名までに拡げ、ソロ-トリオに加えてカンパニー作品を紹介できるようになった)
5)海外からのゲストアーティスト(各国大使館等の協力を得、招聘)
6)その他、各開催地が主催するワークショップ・プロジェクトなど
7)JCDN「DANCE×MUSIC!〜振付家と音楽家の新たな試み〜」からの紹介+「DANCE×MUSIC作品」公募による選出(vol.9-10)

■文化庁芸術団体人材育成支援事業(vol.3〜10) 
■協賛・助成:アサヒビール株式会社(vol.1〜10 *vol.6より協力)、アサヒビール芸術文化財団(vol.6〜10)、トヨタ自動車株式会社(vol.1〜10)、Panasonic(vol.5〜6)、セゾン文化財団(1998〜2000【創造環境整備活動】)

*2007年には、初のアジアツアー「踊りに行くぜ!!in Asia」vol.1を開催。そ
の後2010年までにvol.3まで開催し、
タイ・マレーシア・フィリピン・インドネシア・中国・カンボジア・ベトナムの7
カ国13都市を巡回した。(中国は国際交流基金主催)

【各地でのダンスプログラムなどのコーディネート】

⇒ダンスワークショップ+公演・ショーケース コーディネート

子供・ダンス未経験者・障害のある方・年輩の方のためのダンスワークショップなど、ダンスがダンスアーティストの為のものだけでなく、接点となる場を創出する。自治体や文化財団・公共ホールなどが新しくダンスプログラムを取り組む際に、企画提言・アーティストの紹介・制作サポートなどを行い、各地域が望むプログラムをコーディネート。1日だけのワークショップをはじめ、講師となるアーティストが開催地に長期滞在し、ワークショップ参加者とともに作品を創作するレジデンシーワークショップなども実施。また、ワークショップに加え、ダンス公演やダンスのショーケースを同時に行うことも可能。

*現在までに、下記の主催者と共にダンスワークショップや公演などのプログラムを行っています。

福岡/(財)福岡市文化芸術振興財団(2001〜)
宮城/仙台市・(財)仙台市市民文化事業団(2000〜2003)
福井/NPO法人福井芸術・文化フォーラム(2003〜)
富山/富山県民小劇場(2003)
京都/京都府・(財)京都文化財団(2002・2004)
京都・文化のまちづくり実行委員会(2004)
京都芸術センター(2006-2007)
千葉/松戸青少年会館(2005)
静岡/(財)静岡市文化振興財団(2005)
愛知/三好町勤労文化会館(三好町文化センター サンアート)(2005)
大分/「踊りに行くぜ!!」大分実行委員会(2006〜)
佐世保/アルカスSASEBO(2006)
徳島/(財)徳島県文化振興財団(2006)
東京/(財)江東区地域振興会ティアラこうとう(2006〜)

⇒小・中・高等学校でのワークショップ・授業 コーディネート

京都・同志社中学校、神奈川総合産業高等学校 ほか

⇒制作セミナーコーディネート

各地でアーティストだけでなく、制作者が育っていくためのセミナー
(財)福岡市文化芸術振興財団主催「超実践的!制作者になるアート・マネジメント・セミナー」(2003)
京都芸術センター主催 KYOTO DANCE PRODUCTION 制作セミナー(2006〜)

⇒公共ホール向けセミナー・ダンスプログラム コーディネート

全国公立文化施設協会主催“舞台芸術フェア”(2001〜)/公文協北海道ブロックアートマネジメント研修講座(2003)/「コンテンポラリーダンスの魅力に迫る!」−公演、ワークショップの開催に向けて−のVIDEO制作(製作・著作:全国公立文化施設協会、文化庁「芸術情報プラザ」事業)(2004)/(財)地域創造主催 ステージラボ京都セッション自主事業Ⅱ(ダンス)コース(2005)、(財)地域創造主催 公共ホール現代ダンス活性化事業(2005〜2006)

⇒シンポジウム

ダンスに関して様々なテーマを元にシンポジウム・セミナー
舞台芸術・芸能見本市 大阪「ダンスの持つ可能性」(2001)「ダンスの環境を育てるために」(2002)「ダンス・ワークショップの可能性」(2003)/芸術見本市2002東京「ダンスの環境創りに向けて—企画提案ミーティング」/芸術見本市2003東京「ダンスによる全国のネットワークづくり」/他

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●調査・提言/Explorations and Proposals

■テーマをもとに、事例報告を交え日本のコンテンポラリーダンスやアートマネジメントについて話す。
■企業や公立施設などの主催するセミナー・講座にてアートNPOの立場から意見・提言を行うことで、相互がより有効な関係を築けること。

⇒ 講座・セミナー・シンポジウムへの講師・パネラー参加

アートNPOフォーラム(2003〜)/アートネットワーク・ジャパン講座シリーズvol.1芸術NPOの可能性を探る(2003)/企業メセナ協議会セミナー(2003)/トヨタアートマネジメント講座(2003)/早稲田大学ビジネススクール「アートマネジメント入門」(2003)他

⇒ 海外へ日本のコンテンポラリーダンスを紹介

オーストラリア・アデレード・アーツマーケット プレゼンター(2002、2004)/舞台芸術見本市海外プレゼンター向け日本のコンテンポラリーダンス紹介(2003)

⇒ 世界各国のダンスを取巻く状況・ダンスの政策などの調査調査・研究

イギリスのダンス政策の調査研究(2004〜)

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●海外/International networking

「海外とのネットワーク作り」

ダンスの国際交流を促進し、アーティスト間の相互影響、地域での国際的なコミュニケーションの場を創出すること。

⇒ 「日米振付家交換レジデンシープロジェクト」(2002〜隔年開催)

アメリカ・NY/ダンス・シアター・ワークショップ(DTW)、ジャパンソサエティ、フィラデルフィア、ボストン他との国際共同プロジェクト。
日米から各2−3組の振付家が開催地に共に各約1−2週間ずつ滞在し、振付家同士、各地域のダンスコミュニティ・観客との交流の機会を持つことによって、日米間の新たなダンス交流が生まれることを目的に、各地の特色を生かし様々なプログラムを行っている。
2004年 文化庁国際芸術交流支援事業(国際共同制作公演)
2002・2004年 共催:京都芸術センター

⇒ 「国際クリエイティブレジデンシープロジェクト」 (2002〜)

アーティストの住んでいる国に互いに滞在し、互いの国の風土・文化を体感し相手をより深く理解した上でコラボレーションを行い、共同作品を製作する。
海外のアーティストが、日本の文化や現代社会に触れながら滞在し、アーティストが希望するプロジェクトを行う。
2003年 文化庁国際芸術交流支援事業(国際共同制作公演)

⇒ 国内外のダンスフェスティバルへの出演者コーディネート

●Korea-Japan Friendship in Dance 2005への日本人出演者8組をコーディネート
●(財)福岡市文化芸術振興財団・福岡市主催ダンスウェーブ福岡にて、韓国・インドネシア・マレーシア・台湾のアーティストをコーディネート

⇒ 国際共同企画

●オーストラリアー日本 ダンスエクスチェンジ(AJdX) 2006
2006年の日豪友好協力基本条約30周年を記念して、オーストラリアと日本のダンスによる交流プログラム“オーストラリアー日本 ダンスエクスチェンジ(AJdX)2006”を開催。
1)オーストラリアのダンス・フィジカルシアターの紹介、
2)両国のダンスカンパニーコラボレーション作品の製作、
3)互いの国のダンサーへの振付作品製作、
4)若手振付家とダンススペース間の交流プロジェクト
 などをオーストラリア(メルボルン・シドニー・ブリスベン・タウンズビル)と日本(横浜・京都・大阪・松山・山口・金沢・愛知)にて開催。

⇒ その他

●海外からアートマネジメント研修の受け入れ(2002、2003) 
●「アジアのダンスネットワークを創る」をテーマに日本財団APIシニアフェローとしてインドネシア・マレーシア・タイでリサーチ実施。(2005・2006)
●アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の派遣で、インドネシアKELOLAによる、ダンスネットワーク創りのためのワークショップ講師(2005)

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●流通/Sharing

「流通システムの開発」

⇒ JCDNダンスリザーブの運営 http://dance.jcdn.org/<ダンスオンライン予約サービス>

●アクティヴ会員は、自らが主催する公演・ワークショップを登録できる。
●一般利用者は、楽しみながら全国各地のダンス公演・ワークショップを検索・閲覧でき、手数料無料で予約可能なインターネット予約システム。

⇒ JCDNダンスアパートメントの運営 http://www.jcdn.org/danceapartment/<動画配信サービス>

近々公演を予定しているアーティストからのメッセージ、上演作品の抜粋映像等の動画を利用した宣伝ツール。
協賛:松下電器産業株式会社

⇒ JCDN DANCE ON LINE SHOPの運営 http://jcdn.shop-pro.jp/

JCDNアクティヴ会員のダンス関連商品の販売、JCDN主催公演チケットの販売、JCDN製作DVDの販売。

⇒ コンテンポラリーダンスのための音楽家紹介サイトの運営 http://www.jcdn.org/music/

既存の音楽を使用することが多いコンテンポラリーダンス作品において、同時代の振付家・音楽家が出会い、新たなコラボレーションが生まれることを促進すべく、ダンスに関わりのある、あるいはダンスと関わりたい音楽家を紹介する。

⇒ メディアを通してのダンス

一回性のライブ舞台公演だけでなく、ビデオ・DVD・CD-ROMなど様々なメディアを通じてダンスを社会に流通させていくための試み。
●2004年12月 JCDNダンスDVDシリーズ①「踊りに行くぜ!!2001」—部屋で映画を観るように、ダンスを観よう!!—発売。
●2006年5月 JCDNダンスDVDシリーズ②「DANCE×MUSIC!」—部屋で映画を観るように、ダンスを観よう!!—発売。
●2006年5月 埼玉ビデオダンス2006にて「踊りに行くぜ!!」「DANCE×MUSIC!」の作品を紹介

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●交流/Interaction

「交流の場の創出」

ダンスに関する地域間の情報格差を解消し、コンテンポラリーダンスに関わる様々な立場の人々が集い、互いの状況や課題を話し合い、情報交換を行うこと。

⇒ JCDNダンスフォーラム

ダンスの可能性を広げていく為に、定期的にJCDN会員及び各地のダンス・文化関係者が集い、様々なテーマに関して話し合い、情報交換を行う。

●JCDN設立に向けて、全国のダンス関係者120名による第1回ミーティング開催。(1999) 
●JCDN発足シンポジウム及びミーティング開催。(2001) 
●「ダンスワークショップ」をテーマにフォーラム開催。(2003)  
●「コンテンポラリーダンスにおける音楽の現在・未来」をテーマにフォーラム開催。(2005) 

1998-2001,2003年 助成:セゾン文化財団
2005年共催:京都芸術センター、(社)日本芸能実演家団体協議会
助成:アサヒビール芸術文化財団

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活動目的・内容

JCDNは下記のようなメインコンセプトで、プログラムを企画実施しダンスの環境整備を促進していきます。

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【コミュニティダンス】

ダンスの経験の有無、年齢・性別・障がいに関わらず、“誰もがダンスを振付し、踊ることができる”“ダンスは全ての人のためにあり、すべての人にダンスを”という考えのもと、ダンスアーティストが関わり、“ダンスの持っている力”を地域の中で活かしていく

【ダンス・プロダクト】

オリジナルで質の高いコンテンポラリーダンス作品制作と、ダンス作品を国内外に発信していく

【義務教育へのコンテンポラリーダンス普及】

小・中学校義務教育授業の中にコンテンポラリーダンスの持つ力を取り入れたカリキュラムを普及していく。

社会とダンスの接点をつくる。

全国各地のダンスに関わる人々がゆるやかなネットワークを形成し、新たなムーブメントが生まれることを目指す。

上記の個々の活動を、相互に作用させつつ全国のダンスの環境を創っていく。