日本のコンテンポラリーダンスは、そのオリジナル性に世界から高い注目が集まってきています。
しかし作品創作においては、既成の音楽を使用するという方法がまだ多く見られます。
オリジナル性を考えたときに、今後振付家、音楽家とのコラボレーションから生まれる新しいダンス作品の創作がますます注目されてくると思い、2004年からこの試みを＜DANCE×MUSIC！＞というシリーズのプロジェクトとして開始しました。
Vol.１の取り組みで生まれた作品は京都・東京・福岡にて上演され、DANCE DVDとして発売。
オリジナルな音楽と取り組むことによって生まれたこのダンス作品は、新たな振付家の魅力を引き出す話題作品となりました。
JCDNでは、この試みを一過性のものに終わらせず、必要不可欠なプログラムとしてシリーズ化し、全国で育てていきたいと考えています。

将来的には、どこでどのような振付家、音楽家がどのような活動を展開しているのかすぐに分かるよう基盤を整え、多くのアーティストが交流を持つ場が生まれることを願っています。 そうすることで、新たな創作の可能性が広がり、これからのダンス環境の発展につながることを願っています。