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[無料公開ページ] クラス1

53. 歩いて、目の合った人と手を引っ張り合う ペアワーク

アドヴァイス

D:歩く、というところから、一連の流れで進んでいきますね。歩きまわって、今度は目が合った人と手をつないで引っぱり合う。

鈴木:一人でやれることって多いんですが、やっぱり人ともきちんと関われるようにしたい。目と目を合わすって結構一瞬でも、相手を意識した瞬間に、自分の外側というものを意識したことになります。さらに手をつなげば、もっと具体的な体験になります。引っぱり合う、体重をかけ合うっていうことで、もっと相手を感じますよね。人となにかやるってことを大事にしたいなと思っています。挨拶みたいな、目と目がちょっと合うだけで思わず顔がほころぶ。みんな嬉しい顔になる。目と目が合うというのは、心が相手に向かう瞬間なんです。

D:相手の目を探しながら歩いている表情が、明るい感じがしますね。

鈴木:そうなんです。その流れで、今度はお互いの体重をかけ合うということをやっていきます。さらに、引っぱり合うとか、押し合うとか、いろいろ発展できますね。こういうワークは、ただのエクササイズになっちゃうんじゃなくて、「じゃあ、今度は目があったら、お互い好きなことやってみよう」とか、どんどん流れの中で自由にやっていいことも入れていくと、飽きずに楽しめるんです。

D:それが積み重なっていくわけですね。こうやって見てると、鈴木さんは「こうやって体重はこうかけるんだよ」とか教えないんですね。子どもたちも、見よう見まねでやっている感じが面白いですね。

鈴木:教わる、というよりも、感じるってことの方が重要なのかなと思うんです。こんな感じかな、っていう感覚が身体に出た方が面白い。ほんとの動きってすごい面白いじゃないですか。本人がそう思っちゃってやっちゃう動き。そこを加工しだすとその面白さがなくなっちゃう。それぞれ違って、それが面白いわけです。